
ジイジの山暮らし
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286 回視聴 ・ 6いいね ・ 2025/05/07に公開済み
田起こしは、田んぼの土をなるべく乾燥させ、肥料を混ぜる作業です。
土に含まれる窒素は、植物が吸収しにくい有機態窒素の形で存在していますが、田起こしをすることで、土の中に空気が入って乾燥しやすくなり、微生物による有機態窒素の分解が促進され、植物が吸収しやすい無機態窒素に変化します。これを「乾土効果」と言いますが、土を起こして乾かすことで、窒素肥料が増加するのです。また、土を起こして乾かすと、土が空気をたくさん含むため、稲を植えたときに根の成長が促進されます。
細かく砕いた土は、植物が腐ってできた有機物である「腐植」と結びつき、「団粒構造」と言われる直径1~10mmの小粒になります。団粒構造の土は、水や空気が隙間を流れていくために、排水性・通気性が良くなりますが、直径1~10mmの小粒になった団粒は水や肥料を蓄えることができ、保水性・保肥力が良くなります。さらには、水の保温力により保温性も良くなります。排水性・通気性・保水性・保肥力・保温性のすべてが良好となり、稲の育成に理想的な土ができるのです。
また、稲の育成を阻害する雑草は、おもに地表下1~3cmのところから発芽しますが、田起こしをして、雑草の種子を深く埋めることにより、雑草の発生を減らすこともできます。
いわゆる「春起こし」では、5月の田植えに向けて、冬越しをした田圃の土を起こし、同時に肥料を散布して土に混ぜ込み、稲の育成に欠かせない土づくりを行います。
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