白石鐡蔵さんは昭和４年（1929年）鉄道省から在外研究員としてアメリカ、カナダ、ヨーロッパに派遣され、約2年間の記録映像を残した。娘の節子さんがその記録映像を保管していた。その16ミリをもとに昭和初期の北米の旅を紹介。
ニューヨーク、華やかな摩天楼時代が始まっている。エンパイアステートビルは外観が完成しオープンを待つばかり。しかしウオールストリートは暗黒の木曜日を迎えて世界的な恐慌に突入していた時代でもある。７月４日の独立記念日を祝うパレードが、職を求めるデモになっているのも時代を感じさせて面白い。
現在は見られない高架高速鉄道や、陸橋など、鉄道技師という職業の視点から撮影されている。

放送日：1999/8/19OA

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In 1929, Mr. Tetsuzo Shiraishi was dispatched by the Ministry of Railways to the United States, Canada, and Europe as an overseas researcher, and left documentary footage for about two years. His daughter Setsuko kept the film. Let's enjoy a trip to North America in 1929 based on that 16mm.

New York, the glamorous skyscraper era had begun. The Empire State Building had just completed its exterior. But Wall Street was in the midst of a global depression called Black Thursday. It was a parade celebrating Independence Day on July 4th, but you can see how it has turned into a demonstration for jobs.
Mr.Shiraishi shooted elevated railways, overpasses, etc. were filmed from the perspective of a railway engineer.

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